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Sunday, 1 Aug 2010 - 03:09:18

   
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Venetian Cluster
castello di Soave

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ソアーヴェ、この地の優れた特性を生かしたワイン

 

ソアーヴェをとりまく世界と保護協会の長年の広範囲にわたる努力の結果が、ソアーヴェ・スペリオーレのDOC(統制原産地呼称)から、DOCG(統制保証原産地呼称)の昇格へと結びつきました。

 長きにわたった栽培区画調査の後、イタリアで最も研究の進んだワイン産地である当地は、“クリュ”といえる、最高の環境条件がそろっています。トップクラスの品質のワインを産出する地域であると自信をもって、さらなるチャレンジを試みています。今回のDOCG認証はまた、当地の独特な生態学的条件を備えた土壌のおかげでもあります。火山性土壌が何百万年もの歳月を経て、透明で黄色がかった色調の美酒を生み出す、驚くべき構成要素を持つ黒っぽい土壌となったのです。これはまさに、このワインを生み出すために自然が与えた天の配剤と言うことができます。そこに生まれるワインもやはり、真の意味で、生れながらの土地に根ざしたワインです。

 この欧州最大のブドウ栽培地の特徴はまさにそこにあるのです。同じ条件下の畑で、1つの品種(ガルガネガ種)のみが栽培され、そこからできたワインはソアーヴェという名前のワインになり、銘柄として結びつけることに成功しています。  つまり、ソアーヴェの価値のひとつは、ワイン造りの歴史の古さ(事実、当地は1931年に初の特定産地認証を受けた産地です)のみならず、ブドウ品種の特徴、そして、生産者の情熱と感受性に対する投資能力にもあるのです。

 “ソアーヴェ生産地域”のみで優れた力を発揮させる、土着ブドウ、ガルガネガ種。この品種の再発見および再評価は、テロワールそのものである伝統的ワインへの回帰の流れを生みました。

時の流れに鍛えられてきたガルガネガ種とやはり土着品種のトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ種の優れた点を再評価するために、古くから栽培されている丘陵のブドウ畑でも試行錯誤を重ね、バランスのとれた栽培環境をつくり、ワインの特徴を表現するためのアイデンティティーの挑戦を試みてきました。  新しい畑では、ブドウの収量を減らし、ブドウの成分をさらに凝縮させる栽培を行っています。

これは新しい醸造学の観点から生まれた方法で、畑の管理がより簡単になります。畑での管理を厳しくすることにより、すべての生産者は畑ごとにワインを醸造するようになりました。

 こうした革新が実を結び、ソアーヴェ・スペリオーレはDOCG認証を獲得し、さらに、品質の観点から、産地の気候/地形/土壌の違いに基づき、呼称の全体的な再編が行なわれることになりました。

 こうしてでき上がった品質ピラミッドは今後、ブドウ栽培者に具体的な新しい目標を与え、ブドウ畑での努力に最大の評価を与えると同時に、消費者とのコミュニケーションをより簡単にしてゆきます。

 

 

ソアーヴェ、この地の優れた特性を生かしたワイン

 

もしかすると単なる神秘的な偶然の一致に過ぎないのかも知れませんが、ソアーヴェ(註、soaveは「甘美な」「柔和な」「優しい」を意味)ほど、その味の個性、優美でハーモニーにあふれた柔軟な特徴をワインの名前が良く示しているケースは他にありません。

 ソアーヴェ地区のブドウ栽培の歴史を示す証拠は実に古く、悠久の昔から人間の数千年の歩みの伴であったこのワインの名声は実に大きなものです。  何世紀にもわたって「ソアーヴェ」の名の由来を説明しようとしてきた歴史家たちの意見は様々ですが、最も信憑性が高いとされているのは、5、6世紀頃、ランゴバルド族のアルボイーノ王とともにドイツからイタリアに南進してきた民、シュヴァーベン人(スエビ族)の名に由来するという説です。

 ソアーヴェに言及する歴史文書は数多く、古くからソアーヴェ地域のワインが高く評価されていたことは間違いありません。いずれにしてもその名声が特に高くなるのは、1900年代初頭にヴェローナのワイン醸造所がソアーヴェを国内外の全ての市場で売りだした時のことです。そして今日に至るまで、「優れたクラシック・イタリア白ワイン」というこの上ない称賛とともに知られ、最も輸出量の多いイタリア白ワインとしての地位を勝ち得ています。

 ソアーヴェの生産地域は、ヴェローナ県の丘陵地帯の東部に位置しています(セレニッシマ高速道路の北、ヴェローナ-ヴェネチア線の18km地点と25km地点の間の区域)。  同地域には、ソアーヴェ、モンテフォルテ、サン・マルティーノ・ブォン・アルベルゴ、ラヴァンニョ、メッザーネ、カルディエーロ、コロニョーラ、イッラージ、カッザーノ・ディ・トラミンニャ、サン・ボニファーチョ、ロンカー、モンテッキア、サン・ジョヴァンニ・イッラリオーネの各市町村の全体あるいは一部が含まれています。

 ソアーヴェの主要ブドウ品種であるガルガネガ種にとってはこの地域、なかでもアルポーネ谷、トラミンニャ谷、イッラージ谷、メッザーネ谷の丘陵地が、何世紀にもわたって理想的な栽培環境となってきました。ヴェローナ県のワインは非常にバラエティが豊かですが、高品質な白ワインを生産するための環境とブドウ品種の共存関係が実現しているのは、豊かな石灰質を多く含み、火山性の凝灰岩からなる土壌を持つこれらの丘陵地帯に限られています。

 気候の点から見ても、この地域は冬の寒さもそれほど厳しくなく、夏の暑さも控えめな、穏やかな気候に恵まれています。  「ソアーヴェ」の名称にさらに「クラッシコ」の名を加えることができるのは、ソアーヴェとモンテフォルテ・ダルポーネで収穫されたブドウを、やはり同地域で醸造したワインだけです。このふたつの村の圏内に、「クラシコ地区」と呼ばれる最も古い歴史もある畑があるためです。

 ブドウ畑の海原にわずかに頭を突き出している城砦に教会、鐘楼、そして貴族の邸宅の数々は、この地域の豊かな歴史と伝統を示し、その主要農産物との強い結びつきを示しています。

 早くも1931年にソアーヴェは、多くのイタリアワインのなかで最初に「特色ある貴重な」ワインとして認証され、続いて1968年には統制原産地呼称(DOC)の認証とともにその保護とアイデンティティーがさらに正式に認められることになりました(1968年8月21日付け大統領令、2002年9月6日付け省令により改定)。

1998年にはレチョート・ディ・ソアーヴェに対してDOCG(1998年5月7日付け省令)が、さらに、2001年にはソアーヴェ・スペリオーレのDOCG(2001年10月29日付け省令)が認証されました。